科研費基盤(S)

低域混成波による球状トカマクプラズマの電流駆動
(平成21−25年度)

トカマク型プラズマ閉じ込め装置では、プラズマ中に流れる電流(プラズマ電流) が不可欠である。プラズマ電流は通常、トーラス中心部に位置するCSと呼ばれる コイルで駆動される。CSを用いずにトカマクを運転できれば、トカマク核融合炉の 小型化による経済性向上が実現可能となる。これは、トーラス中心部のスペースが 限られている球状トカマク(ST)では、核融合炉の成否に関わる最重要課題である。 電子サイクロトロン波(ECW)による低プラズマ電流のST配位形成は、東京大学の TST-2装置等で既に実証されている。本研究では、これに低域混成波(LHW)による 電流駆動を加え、プラズマ電流を増加させることを目指す。これを実証できれば、 ST型核融合炉の実現性が格段と高まる。


公表用資料

当初計画

進捗状況


研究成果概要

主要投稿論文

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