柏新キャンパスと新領域創成科学研究科


東京大学の永年の悲願であった、本郷・駒場に続く新キャンパスが柏に整備されつつあります。 柏新キャンパス では、既存の諸専門領域を基礎にさかのぼって組み替えた領域横断的な教育と研究、すなわち「学融合」を追求します。その中核となるのが、平成10年度に新設された 大学院新領域創成科学研究科(Graduate School of Frontier Sciences) で、学問の新領域に挑戦しようという研究者が結集しています。この研究科は教官数約180人の大規模組織で、1000人近くの大学院生が研究に励んでいます。理学系・工学系研究科をはじめ、ほとんど全ての部局から様々な分野の第一人者が集まっており、新しい未開拓の研究領域を開拓していくことを目指しています。東京大学の核融合プラズマ研究者全員が、複雑理工学専攻、先端エネルギー専攻、高温プラズマ研究センターの各部局に属し、柏新キャンパスに結集されます。新領域の研究者は平成15年度に柏に移転しており、平成16年度からは新キャンパスで本格的な研究を開始します。